三側面で寄り添う“健康”───

身体・心・社会をつなぐ医療相談員として。

PROFILE

運営推進部 医療相談員

目良 久美子

都内高度救命センターへ入職。ハイポサーミア療法、ICU、CCU、重症熱傷治療・看護を経験。その後看護教員となり教育に携わる。介護保険制度開始に伴い介護支援専門員を取得し、その後は基礎看護学に加え在宅看護領域の教鞭を執る。
2017年に健康増進型住まいのコンセプトに共感し、野村不動産ウェルネスへ入社。オウカス船橋、オウカス吉祥寺の立ち上げに寄与し、現在は医療相談員スキルの熟達に注力。

01
医療相談員として大切にしている考え方を教えてください。

身体・精神・社会の
3側面で捉える健康支援

健康とは、WHO(世界保健機関)が示すように「身体的・精神的・社会的に満たされた状態」で成り立ちます。医療相談員はこの3側面を整え、ご入居者の方と一緒にスパイラルアップしていく役割だと考えています。

身体の症状だけで判断するのではなく、休息はとれているか、気持ちが沈んでいないか、他者と交流の機会が減っていないか等、そうした全体像を丁寧に見ていくことを大切にしています。例えば「少しふらつく」といった相談の背景には、水分不足や栄養、睡眠、心の不調、環境の変化による疲れ、混乱など複数の要因が隠れていることもあり、この小さなサインを見逃さずに整え、安定したオウカスライフを幸せに送っていただくことを最も大切にしています。

02
ご入居者との関わりの中で印象的だった出来事はありますか?

医療だけではない、“心をほぐす時間”が生む健やかさ。

ご夫婦を支える機会があり、お二人の生活のペースや健康状態に寄り添いながら支援した時間が特に印象に残っています。さりげない会話の中からお互いを思いやる気持ちが伝わってきて、その関係性に私自身も勇気づけられました。

また、知人がドッグセラピーに関わっていたことから、ドッグセラピーのイベントを企画したのですが、年齢を重ねた犬が寄り添うことで生まれる温かさは想像以上でした。元気な犬とは違う落ち着いた存在感に多くのご入居者が癒やされ、他物件にも広がる取り組みとなりました。

日々の健康支援に加え、心をほぐす時間をつくることの大切さを改めて感じています。

03
オウカス全体の変化や、医療相談員として
すべきと感じていることは何ですか?

物件が増えても、
一人ひとりに寄り添う繊細さを保つために。

私はオウカスの第一号物件(オウカス 船橋)から携わっているのですが、物件が増えスタッフが増えることで得られるメリットがある一方で、オウカスが大切にしている寄り添うサービスを規模が大きくなっても提供し続けられるよう環境を整えていく必要があると思っています。

医療相談員としての知識や技術を横断的に展開し、どこでも同じクオリティサービスを提供できる体制づくりも重要だと感じています。新人育成やケースワークの伝承も、今後力を入れたい部分です。

04
これからオウカスで実現したいことはありますか?

自分に合った健康を“自分で選べる”力を育てたい。

ご入居者の方やその関係者の方々に医療相談やセミナーを通じてヘルスリテラシーを重視したサポートを実施しています。「なぜそれが必要なのか」をご入居者の方に理解いただき、さらに一人ひとりが「自分に合った健康のかたち」を見つけていただきながら、無理なく長続きできるような工夫を考え、ご関係者の方にもお声をかけながら実践していきたいです。

また、LDLコレステロールのコントロールや、専門医の監修による脳トレの導入など、認知症予防の取り組みを戦略的に拡充していきたいですね。医療相談員として、ご入居者の課題を正しく把握し、必要なサービスにつなげられる体制をつくっていきたいと考えています。

もし私自身がオウカスに入居するなら、客観的に自分を見つめ、足りない部分をどう補えば良いか──そうした“気づき”を一緒に与えてくれる存在を求めると思います。ご入居者の幸福につながるヒントを届けられることが、医療相談員としての理想です。

OTHER INTERVIEWS